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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第28章 番外編 ②

そんな俺の事なんて気付く事のない彼女は



「店長も働いてくださいよ!」


俺に働けと怒るけれど



「はんっ!働いてられっか!」


「は?!」



ルンルンで鼻歌混じりに幸せ満喫中の奴と一緒にルンルンで仕事しろってか?



「無理っ!!」


「はぁああ?!

じゃぁ、その辺掃除してくださいよ!」



そう言って彼女は、雑巾を俺に向けてポンと投げて。



「じゃぁ、私はあっち掃除してるんでっ!」



ぷんすか怒って持ち場に戻って行った。


そんな彼女の後ろ姿を見つめながら



「はぁ………」



今日で何度目だろう。



溜息しか漏れねぇ。






「何湿気た面してんだ?」





え?





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