テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第28章 番外編 ②

彼女の幸せを願うのならば。

彼女の幸せを、誰よりも願うのならば。


俺がしなきゃいけない行動は何か。



とっくの前にそんな事、理解してる。




「はぁ………」




……吹っ切らないとな。




「俺が断ち切ったら、夏目も断ち切るか?」



チラリと夏目に視線を向けながら、夏目が持って来たコーヒー2缶をピッとスキャン。



「俺は断ち切る必要が無いから。」


「いやいや、必要あるだろ」


「お前と同じ土俵に俺を上げんなよな。


でも」


「あ?」


「お前が行動したら、少しは考えるかもな」




そう言ってニヤリと笑う夏目の言葉で

単純かもしれないが、俺は




「約束だからな」




決心がついた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ