テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第29章 重盛家のクリスマス

「俺に女だと思われるのが、そんなに悲しいわけ?」


なんて。

私が何で泣いてるのか知ってる癖に、わざとそんな事言う光。



「違っ、そんなんじゃ…「はいはい」



クスクス笑いながら、私の頬に流れる涙をそっと拭ってくれて



「最近、涙腺さらに弱くなったんじゃね?」



私の顔を覗き込んで苦笑。



「そう…かなぁ……」



光が優しすぎるから…だと思うんだけど…。



「まぁ……あれか?」


「なぁに?」


「年か」



ペシッ‼



「痛っ‼‼」


「煩い」



涙を返せっ!!



ったく。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ