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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第29章 重盛家のクリスマス

「ったくー。泣き虫なんだか、強がり女なんだか」



って、またもや呆れながら優しく零れる涙を拭ってくれるんだけど



「あんまり泣くと、明日ブッサイクなるぞ?」


て毒吐くんだけど


それでも、光の眼差しはとても優しくて。

優しい綺麗な灯りに照らされる光は、それに負けないくらい優しく綺麗で

温かくて




「……心愛?」



私は、その温もりをもっと感じたくて


私の頬に触れる光の手にそっと重ねた。



「どした?」



掌から伝わる光の温もりは本当に温かくて。


凄く凄く温かくて。



「光……」


「ん?」


「大好き」




光に向けてニコッと微笑。





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