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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第29章 重盛家のクリスマス

でも。



それだけ、心愛が好きで好きで堪らないんだ。

愛おしくて愛おしくて堪らないんだ。


心愛が望む事なら、何でもしてやりたいと思う気持ちはずっと変わらない。


寧ろ、強くなってる。


心愛が笑うなら、俺はどんな事だってしてやる。


心愛が哀しむ事があるなら、俺がどんな事をしてでも阻止してやる。



“結婚したら、不思議だけど更に惚れるぜ?”



汐生が言ってた事がようやく分かって来たような気がする。


きっと、今のような気持ちの事を言うんだろうな。




「光……?」


「…………。」



……だーかーら。


その“天然上目”やめろって…。



俺の両腕の中で、チラリと上目で俺の顔を見上げる心愛。


もう…

マジで可愛すぎなんですけど。



それ、男のツボ押しまくってるって


知ってる?






――――もう、無理。






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