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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第5章 私は知らないんです

そんな私を見ながら男は深い溜息を1つ。



「こう」


「え……?」



な、何が“こう”…?

思わずきょとん。



「重盛 光(こう)」


「へ?」


「俺の名前、“あんた”じゃなくて。

光だから。しっかりその空っぽの頭に叩き込んどけ!」



そう言ってフッと笑ってレジ横にずっと放置されてたココアを手に取って、

自分の財布から200円取り出して



「お釣りはまた取りに来るわ」


「えっ!?ちょっと?!!」


「それまでお前が預かってろ」



は?!

何で私!?
しかも命令?!!


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