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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第5章 私は知らないんです

何で私が持ってなきゃなんないわけ?!

しかもまた来る気?!!

やだやだ!!


…そうだ!


この男が目の前に居るうちにお釣りを渡しちゃえば…!



「ちょっと待って!!今すぐお釣りを……!」



急いでお釣りを渡そうと小銭をレジから取り出して



「はい!お釣りの…・って、



あれ?」



パッ!と顔を上げて前を向くと、さっきまで目の前に立ってた性悪男は居なくて



「徳チャン、あっち!」



店長が指差す方向に視線を向けると既に店外へ出てにこやかに手を振る彼の姿が。



……えぇええええ!?



いつの間にぃ!??




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