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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第5章 私は知らないんです

「それ、さっさと終わらせろ。
17時なったら一緒に上がって飯食い行くぞ?」


え?!


「奢りですかっ!?」



思わぬ店長の言葉に目を輝かせる私。



「は?徳チャンの奢りでしょ?」


「えぇえ!?」


「だって浮気男の話聞いて欲しいんでしょ?
それの対価は払って貰いたいよねぇ?」



う…っ。


奢りかと思った私が甘かったか…。


「…分かりました」



ガックシ肩を下げる私を店長はプッと笑って、


「じょーだん!」

「へ?」

「奢ってやるからさっさと済ませて帰るぞ?」

「はいっ!!」



私の頭をポンと叩いてニカッと笑った。






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