テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第5章 私は知らないんです

「やっぱり彼と私の接点なんて無いです」


「ふ~ん……。

どっちみちまたライバル増えやがったか…」



しかめっ面で顎を触りながら何やらボソッと呟く店長。


だけど何て言ったのか全然聞こえなくて



「え?何です?」


「いいや?こっちの話ぃ♪」



首傾げる私に店長はハハハと笑いながら私の肩に手をポンと乗せて



「まっ、そのお釣りは徳チャンが責任持って預かってる事にして…」


「はぁ……」



嫌だけど投げるわけにも勝手に募金箱に入れるわけにもいかないもんね。



「徳チャン発注終わったん?」


「あっ!!!」


そうだった!!
発注がまだ途中だった!!



完全発注の事なんて頭から飛んでた私を見て店長は深い溜息を1つ。








ストーリーメニュー

TOPTOPへ