テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第7章 成り立たない【倖】

私は今の状況に戸惑いながら



「ちょっと離してよっ!!」


歩きながら掴まれてる彼の手を振り解こうとするけど安易には振り解いてくれなくて



「いいから。黙ってろ」



低い声で一言だけ言われて。

渋々後ろを付いて歩く事数分。



彼に連れて来られた場所はコンビニ近くにある公園だった。



その公園はいつもなら仲良し母子3人組が夕方楽しそうに遊んでて。

その光景が凄く微笑ましくて密かに癒されてたりするんだけど、


今日はもう薄暗くて外灯の光もほんわか照らす灯りの下では誰1人公園には居ない静かな公園と化してた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ