夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
--コンコンッ
「・・はい、」
部屋のドアをゆっくり開けると、湊が立っててその目は優しかった。
「社ち・・、っ!!!」
口を開いた瞬間、力強く抱きしめられて、温かくて安心できた。
それと同時に、張りつめてた何かが途切れたように、涙が溢れ出て不思議と止まらない。
「もう、煙玉とは言わせないからな。」
「・・いつの話してるの・・・バカ。」
「ごめん」
「っ・・社長・・?」
「本当ごめん。」
社長は悪くない。
全て私が撒いた種ー・・・
謝らなきゃいけないのは私だよ。
「社・・んっ・・!///」
重ねられた唇ー・・・
社長とのキスは二回目
一回目より、嬉しかった。
「まじで好きなんだ。」
私なんかより、社長の方が勇気あって怖いもの知らずだよー・・・