夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
「俺は彼女を守るよ。
彼女が望むことは何でもする。」
「・・!!」
胸ぐらを掴んだ手の力を強めた湊
それを止めようと徹が間に入る。
「悔しかったら動けよ。
いつも反発して、荒れて・・・
他の方法があるんじゃないの?
家族のために自分を犠牲にする彼女の方がよっぽど立派だよ。」
蓮の言葉に手の力を徐々に緩める湊
下唇を噛み締めながら俯いた。
「湊がこのままなら、彼女は俺がもらう。」
「ちょ・・蓮・・!」
その場を立ち去り、店を出て行った蓮を徹は追いかけようとするが湊が気になる留まった。