夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
「・・社長・・・、
もう・・
今、何時だと思ってます・・?」
深夜2時過ぎー・・
家に帰ると、美月の部屋に直行した湊
すっかり夢の中にいた美月の体を揺さぶり起こした。
美月は寝ぼけながら目を擦り、上半身を起こす。
「話がある」
「話・・・?
それ、明日じゃダメですか・・?」
目を瞑ったまま受け答えする美月に、ほとんど意識はない。
とにかく眠たくて仕方なかった。
「明日、俺とデートしてくれ。」
「・・・デート・・・・?
どうして・・・?」
「朝10時、駅前だから。」
「・・はいはい・・・、
とりあえず寝かせて・・・お願い・・」
布団をかぶると、そのまま眠りについた美月
寝息をたてるまで数秒のことだったー・・・