夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
「はぁ〜あ・・・」
招待状を胸に抱えながらベッドに寝転ぶ。
昨日の夜の蓮さんの言葉が頭に浮かんできた。
「好きって・・・そんなわけない。」
私が社長を好きなんて・・・・
ーーコンコンッ
「おい、まな板ー!」
「っーー!?」
ノック音と湊の声で体を咄嗟に起こした美月
招待状を枕の下に隠した。
「ーー?」
「・・・ん?なに?」
「お前、今何か隠さなかった?」
「・・ううん・・!まさか!!」
鋭い疑いの目に作り笑いを返す。
「ちょっと付き合ってくれない?」
「どこに?」
「いいから。」
「ーー?」
首を傾げながらベッドから降りると、湊の後を追って部屋を出た。