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夢見るシンデレラ。

第3章 *魔法使い...





雷に打たれたように、全身が硬直した。












少ない外灯に照らされた二人は引き受け合うように抱き合い、自然と唇を交わした。
















「美月、彼氏いたんだ・・・」














百華の一言が、どこか嬉しそうに聞こえてしまう。













ーーこのまま湊が何もしないなら、美月ちゃんは俺がもらう。














蓮の言葉は脅しでも何でもなかった。






単純に俺が動くのが遅すぎたんだー・・・















「美月、幸せそう。」














その通りかもしれない。





俺なんかより、女心のわかる蓮といる方が幸せになれる気がした。



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