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夢見るシンデレラ。

第4章 *永遠の11:59...





「・・美月・・・・」
















扉の先で立つ一人の男性に言葉を失い、目には自然と涙が浮かんだ。






















「・・・社長・・・・」













「・・久しぶり。」



















背が伸びるわけでもないのに、一回りも二回りも大きくなったように見えた。








それも涙でぼやけて何重にも見える。




















「美月、」



「・・・っ」



「すっげー会いたかった。」





















引き寄せらるように抱き締められて、我慢してた涙が一気に溢れ出た。







匂いも、声も、体温も、






全部が愛しかったー・・・




















「しゃ・・ちょ・・・・っ」

















美月を確かめるように力強く抱きしめる湊の力に苦しそうに声を出す。





















『おーい、いい加減離れろよ。』



『その続きは後々。
このままだとそこで襲いそうだしな。』
























ふっと視線を移すと、階段から下りてきた徹と蓮の姿に湊も笑って美月から離れた。




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