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夢見るシンデレラ。

第2章 *魔法の馬車...





「うち、元々会員制だったし、変なお客さんとか来てなかったじゃん?


そこはそのままで、個室で接客するようになったの。」














働くなんて言ってないのに、ベラベラとお店のコンセプトを語り出した愛実






簡単なルールブックのような、メニュー表を丁寧に説明してくれる














「でね、最大のポイントは本番禁止!
もちろん脱ぐのもなし!」



「やだ・・!
当たり前でしょ!!」



「見せるのは下着までで直接のお触りも禁止!」



「待ってよ。
私は働かないからね。
そんなのお金もらえても耐えられない。」













両手を挙げて降参と言うように、首を左右に振った






みんなが残念そうに美月を見つめる














「美月、お願い。
私たちを助けると思って、ね?
次が入るまででいいの!」














愛実には色々と助けてもらったのは事実ー・・・







父親が亡くなったと連絡を受けた時、愛実の彼氏がバイクで病院まで送ってくれた。





大学を辞めると決めた時、一晩中カラオケで付き合ってくれた。













「愛実、でも私・・・」



「大丈夫。美月にも出来る。
意外と難しいことじゃないんだよ。」













脱がない。


触らない。









コスプレには抵抗があるけど、やっぱり私稼いで柚には高校に行ってほしいー・・・



















「・・わかった。やるよ。」














美月の一声に、その場の女の子たちが一気に盛り上がった。




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