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空の記憶~あなたと私と彼、それから~

第10章 第三話【波の音】 衝撃の真実

 前の日の夜も亮平の腕の中で存分に乱れ、物狂おしいほどの一夜を過ごし、幸は気だるさの中で床の中にいた。陽が高くなってからまだ横になったままでいる―、以前の幸には想像もできないような暮らしぶりであった。 実は早朝に一度起き出そうとしたのだが、傍らに眠る亮平に背後から抱きすくめられ、そのまま床に引き入れられてしまったのだ。その後は、亮平に求められるままに脚を開き、二人でまたいつものように烈しく愛し合った。

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