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【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~

第1章 ジル篇

夕食を食べ終えると、
月花はまっすぐにバスルームへと向かった。

ドレスを脱ぐと控えていたメイド達が
月花の身体を丁寧に洗いはじめた。


『あ…あのっ、自分で出来ますから……』


いつもと違うメイド達の行動に
月花は戸惑うものの、
メイド達は手を止めようとはしない。


(どうしたんだろう……)


月花は諦めたように
大きなため息をこぼした。




お湯からあがると
用意されていたのは
薄い紫のシースルーのドレスだった。


(今からジルと会うのに…
この格好でいくの?)


セクシーなドレスに月花が目を丸くしてると
見透かしたようにメイドが
カーディガンを渡してくれる。


(…これを羽織れば少しは平気かな?)


ドレスを身につつみ、
カーディガンを羽織ると
月花はバスルームを後にした。

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