【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~
第1章 ジル篇
バスルームを出てジルの部屋に向かう。
ドアをノックすると、
中からジルの声が聞こえた。
「どうぞ」
『失礼します』
扉をあけると
椅子に座って書類に目を通す
ジルの姿があった。
「中へどうぞ、プリンセス」
にこと笑って
ジルが椅子から立ち上がった。
『はい』
月花は後ろ手に扉をパタンと閉めた。
『あの……ジル、何かご用でしょうか』
「ええ、大切な話があって
貴女を呼んだのですよ」
『話……ですか?』
「次期国王候補選びについてです」
ジルがにこりと微笑んだ。
「貴女には殿方と夜伽をしていただき、
次期国王候補を決めていただきます」
『……え?』
「色々な殿方と夜を共にして
相性の良い方を国王候補に選んでくださいね」
ジルの言葉に月花の頭は真っ白になった。
『ジル……冗談ですよね……?』
「いいえ、冗談ではありませんよ」
『夜伽で決めるなんて…聞いてないです!』
「ええ、はじめて言いましたから」
ジルはくすりと笑い、軽く頷いた。
「セレモニーを無事終えたプリンセスにだけ
選出方法を伝えるしきたりになっていますので」
『そんな……!』
「落ち着いて下さい、プリンセス。
これは公務ですよ、夜伽という名の公務です」
『……っ』
「お分かりいただけますね、プリンセス」
そう言うとジルは月花の前に歩みより
月花の胸元に手を当てた。
ドアをノックすると、
中からジルの声が聞こえた。
「どうぞ」
『失礼します』
扉をあけると
椅子に座って書類に目を通す
ジルの姿があった。
「中へどうぞ、プリンセス」
にこと笑って
ジルが椅子から立ち上がった。
『はい』
月花は後ろ手に扉をパタンと閉めた。
『あの……ジル、何かご用でしょうか』
「ええ、大切な話があって
貴女を呼んだのですよ」
『話……ですか?』
「次期国王候補選びについてです」
ジルがにこりと微笑んだ。
「貴女には殿方と夜伽をしていただき、
次期国王候補を決めていただきます」
『……え?』
「色々な殿方と夜を共にして
相性の良い方を国王候補に選んでくださいね」
ジルの言葉に月花の頭は真っ白になった。
『ジル……冗談ですよね……?』
「いいえ、冗談ではありませんよ」
『夜伽で決めるなんて…聞いてないです!』
「ええ、はじめて言いましたから」
ジルはくすりと笑い、軽く頷いた。
「セレモニーを無事終えたプリンセスにだけ
選出方法を伝えるしきたりになっていますので」
『そんな……!』
「落ち着いて下さい、プリンセス。
これは公務ですよ、夜伽という名の公務です」
『……っ』
「お分かりいただけますね、プリンセス」
そう言うとジルは月花の前に歩みより
月花の胸元に手を当てた。