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【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~

第1章 ジル篇

パン…パン…パン…パン……


ゆっくりと腰を打ち付ける音が
室内に響く。


『っあ…ぁんっ…ふぁあ…っ』


それと同じリズムを刻んで
月花の唇から淫らな声が漏れていく…

月花の身体は徐々に異物感が抜けていき、
快楽の波に襲われていた。


『あっ…あっ』


目前で明らかに感じはじめている
月花の首筋に
ジルは唇を這わせ何度もキスをする。


「気持ちいいのですか?
もっと良くして差し上げますよ」


そう言って、ジルの繰り出す律動が
速くなっていく。


『ダメ…っ…ダメぇっ///』

「駄目ではないでしょう?
こんなに締め付けてくるのに」


パンパンパンパン……

さっきよりも腰を打ち付ける力が強くなり、
月花の奥深くをさらに侵食していく。

強烈な快感が身体に押し寄せ、
月花は思わずジルの腕を掴んだ。


『…ジ…ルっ……』


「なんです?」


律動を緩め焦らすように腰を当てるジルが
妖艶な笑みを浮かべ月花に尋ねる。


『お願いです…っもぉ…許して…っ』

「では夜伽の件、了承していただけますね?」

『それは…っ』


顔を赤らめ、うっすらと涙を滲ませ、
首を横に振る月花の姿に
ジルの加虐心が揺さぶられる。


「全く…貴女は本当に私を煽るのがお上手ですね」


そう言うと
ジルは月花の腰を両手で押さえ込み、
いっそう強く腰を打ち付けはじめた。


『あぁん!あ!…ぁあ!…っ!///』


月花はシーツを握りしめ、
全身を震わせながら、
より高い声で鳴いた。


『ジ…ル…っわ…たし……もぉ…っ!///』


月花の締め付けがいっそう強くなり、
絶頂が近いことがわかる。


「月花…っ…私も……」


ジルの額に汗が滲み、
打ち付ける速度がさらに速まると、


「…う……っ…」


快楽の波が互いにのぼり詰めた瞬間、
月花の体内にジルの欲のかたまりが
吐き出されたのだった。

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