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【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~

第7章 ユーリ篇

「……」

ユーリの目前には乱れた呼吸を整える
月花の姿があった。


『はぁ……はぁ……』


達したばかりの月花は
余りにも無防備だった。

頬を紅葉させ、目も虚ろになり、
ソファの上でぐったりとしていた。

繰り返し与えた刺激で硬くなった胸の突起は
相変わらずネグリジェから透けて
主張して、

ユーリの目線から見える月花の下着は、溢れた愛液でグショグショになっているのがわかる。

その全てが悩ましげで、
全身でユーリを誘っているようだった。


「……理性…飛びそう」


ユーリは低い掠れた声で呟いた。

月花を気持ち良くさせる為だけを目的に
行った行為なのに、
目的は達成したはずなのに
''続き''をしたい衝動にかられてしまう。


「このままだと…襲っちゃいそうだよ」


ユーリは自身の髪をくしゃりと握り、
月花の姿をじっと見つめていたが、
触れたい衝動を抑えられず、
月花の潤んだ唇を指でなぞった。


『……ん』


月花の身体が僅かに震え、吐息が漏れる。


「ねぇ、月花様。
俺がもっと触れたいっていったら、
月花様は許してくれる?」


ユーリは身体を屈めると、
月花の首筋に顔を埋めた。

僅かに汗ばんだ肌から甘い香りが漂い、
ユーリはたまらず首筋に食らいつく。


『…っ……あ…』


「俺がもっと気持ち良くさせてあげるって言ったら、この続きをしてくれる?」


ちゅっ…ちゅっ…と音をたてながら、
首筋から鎖骨まで何度もキスを繰り返す。


(…''この続き''って……)


月花は朦朧としながらも
ユーリの言葉を頭の中で巡らせた。

首筋に降るユーリのキスを受け止めながら、
掠れた声で訊ねる。


『この続きって…''夜伽''をするってこと…?』


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