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甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第5章 ごしゅじんさまぁっ

「高尾さーん」

僕が高尾さんに近寄ると、高尾さんは優しい笑顔のまま僕の頭を撫でる。
そして、僕をお姫様抱っこすると、ホテルの一室に連れて行った。

「そーご、 女の子到着したぞー」

女の子?あ、そっか。 今僕、女装してたんだっけ。

「おぉー、部屋に入れろー」

中から、あの蒼梧さんの低い声がした。

僕は、期待に胸を膨らませ、部屋に入る。
そこには、期待通りに蒼梧さんがいた。

また、前と同じ高尾さんと僕と蒼梧さんの三人だけ。

他の部下は、隣の部屋にいるみたいで、声が聞こえてくる。

「よぉ、 神谷ちゃん」

蒼梧さんは、ニヤリと笑った。

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