テキストサイズ

甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第5章 ごしゅじんさまぁっ

「あの……その…」
僕は、裕翔からさっと飛び退くと、俯く。

「おいおい、なに人の家でSEXとかやっちゃってんだよ、おい」

蒼梧さんの怖い声。
今まで一度も聞いたことなかった、怖い声。

(やめて…怒らないでよ、蒼梧さん)

「……」
うつむいたまま、なにも言えない僕。



「お前さぁ、神谷を怯えさせてなにが面白いわけ?」

その時、重苦しい空気を破ったのは、裕翔だった。

「は? 怯えさせて? 俺は、神谷に快楽を与えてやってるだけだそ?」

蒼梧さんの顔が不敵に笑う。

「なぁ、神谷」
そういって、蒼梧さんが僕をみる。
裕翔も、僕の方をみていた。

「うん……」
僕は頷く。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ