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甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第5章 ごしゅじんさまぁっ

……頷くことしかできなかった。

裕翔、裕翔、ごめんね。
僕が蒼梧さんたちと関わっちゃったから。

僕の隣の裕翔は深く傷ついてしまった顔をしていた。

「裕翔…「うるさい」」

僕は優しく声をかけたつもりだった。
なのに……彼から帰って来たのは、拒絶の言葉。


嘘でしょ?
なんで、なんで…裕翔。
でも、僕が悪いんだよね、僕があんなことしたから。

「お前、二股なんかして、まじで気持ち悪りぃな。もういいよ、お前の顔なんてみたくねぇ」

裕翔の口からでてくる拒絶の言葉。
そのひとつひとつが僕の胸に深く刺さって、泣きそうになって。

「ごめん…なさい」

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