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甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第6章 一人ぼっちで

「そんなことない……よね?」

僕は聞く。
裕翔は目を瞑った。

「嫌いだ。 二股してたお前はな。 でも、今は違うだろ?」
裕翔がいう、目を瞑ったままで。




『もう二度と戻ってくるな』




ふと、蒼梧さんの声が頭の中でリピートされた。
だけど、そんなのすぐに頭の奥に消え去る。

「んっ……」

キスをして、自分の意思を伝える。

(もう…二股なんてしないよ)

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