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最初で最後の恋

第2章 最悪なシーン

ピタッと声が聞こえなくなる。


途端にコツコツという足音とともに教室の扉が勢いよく開かれた。


ばっちりと男と目が合う。
ぱっちりまんまるとした瞳にすらっとしたスタイル。

これぞイケメンって感じだ。しかも……

まるで悪いことなんてしたつもりないというような目をしている。


後ろにいた女の子はというと……



「いやああああああっっ」


叫びながらはだけた服装のまま走り去ってしまった。


あー…すいません、ほんと。


邪魔するつもりじゃなかったんですよ。

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