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最初で最後の恋

第2章 最悪なシーン

あたしは諦めておずおずと立ち上がり、残された彼の前に立った。


そして……


「あの…す、すいませんでした!!」


深々と頭を下げる。

学校でするなんて非常識とは思うけど、あたしが邪魔したのは間違いない事実。


ここは謝らなくては。


目の前の男はというと、キョトンとした顔をしていたかと思えば……



「ぷっ…あははははっ」


急に笑い出した。

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