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最初で最後の恋

第12章 この気持ちの正体は?

澪と過ごした夜。


今までにこんなに感じたことがあっただろうかってくらい俺は澪に感じてた。


素肌に触れるとぴくんっと震え、怯えた瞳でこちらを見る。それ、逆にくるんですけど。


「優しくするから…」


澪を抱きしめたまま囁くと、彼女も少しずつ緊張が溶けてきたみたいだった。



時間をたくさんかけて、澪の中にゆっくりと入っていく。澪の甘い声も、俺の中でビクンと脈打つ感覚も、すべてが今までに感じたことのない快感だった。



痛みを我慢しながらも澪は俺の首に手を回し、呟いた。






『ありがとう』って。

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