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最初で最後の恋

第13章 隠された想い

行為が終わり、俺は最後に倒れたままの女に吐き捨てた。


「お前のナカ、まぁまぁよかったよ」


やっと終わった。


そう思った矢先に、ポンプ室の扉が開かれ、また女が入ってきた。


長い茶色の髪がふわっと揺れ、俺の方に近づいてきた。


「…早苗」


荒川早苗。高校のときの同級生で



俺の元カノだ。



早苗は痙攣した女を見ながら軽蔑したように罵声を浴びせると、俺の方に向き直った。

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