最初で最後の恋
第14章 重なり合う想い
ーside by 澪ー
香奈がお見舞いに来た次の日。
この1ヶ月の食欲不振のせいで体はすぐには元気にならないけど、気持ちの整理はついていた。
あたしは、神田くんと一緒にいたい。
その気持ちを胸に、学校へと足を運んだ。
「おはよ、香奈。透くん」
教室にはすでに香奈と透くんの姿が。
「おはよー、澪。昨日の夜はごはんちゃんと食べれた?」
あたしは香奈の隣の席に座ると、ふふっと笑ってしまった。
「もうっ、心配しないで。ちゃーんと食べたから。…ごめんね。
香奈にも透くんにも、いっぱい迷惑かけちゃった」
あたしは2人に深く頭を下げた。
昨日の夜、香奈が帰ってからひとりでずっと思っていた。
香奈や透くんには、迷惑ばっかりかけていたことが本当に申し訳なくて…
このひと月、肉体的にも精神的にも傷ついたあたしをいつも温かく包んでくれた。
それなのに、あのときのあたしは自分のことばかりで…
謝るだけで済むことではないけれど、言葉で伝えなくちゃいけないと思っていた。
香奈がお見舞いに来た次の日。
この1ヶ月の食欲不振のせいで体はすぐには元気にならないけど、気持ちの整理はついていた。
あたしは、神田くんと一緒にいたい。
その気持ちを胸に、学校へと足を運んだ。
「おはよ、香奈。透くん」
教室にはすでに香奈と透くんの姿が。
「おはよー、澪。昨日の夜はごはんちゃんと食べれた?」
あたしは香奈の隣の席に座ると、ふふっと笑ってしまった。
「もうっ、心配しないで。ちゃーんと食べたから。…ごめんね。
香奈にも透くんにも、いっぱい迷惑かけちゃった」
あたしは2人に深く頭を下げた。
昨日の夜、香奈が帰ってからひとりでずっと思っていた。
香奈や透くんには、迷惑ばっかりかけていたことが本当に申し訳なくて…
このひと月、肉体的にも精神的にも傷ついたあたしをいつも温かく包んでくれた。
それなのに、あのときのあたしは自分のことばかりで…
謝るだけで済むことではないけれど、言葉で伝えなくちゃいけないと思っていた。