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最初で最後の恋

第3章 神田蓮

香奈はお昼になったらゆっくり話すと言って、あたしは授業が終わるまでなんだかそわそわしてた。


教授の声なんて全然耳に入らなかった。


神田蓮という人物は一体どんな人なのか。昨日は女たらしって思ったけど、あの瞳に見つめられたら逃げられなくて。



優しいまっすぐな瞳。
だけどどこか寂しげな想いが隠れているような気がして……


あたしの気のせいだったのかな…



そんなことを考えているうちに午前の授業は過ぎていった。

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