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最初で最後の恋

第4章 動き始めた時間

あたしも香奈も大学のサークルにはどこにも入っていない。

でも透くんはバスケサークルに入っていて、たまに練習に参加しているのだ。


どうやら今日は試合があるらしく、香奈は応援に行くみたいで、あたしも来ないかっていう誘いだった。


「うん、いいよ。

今日は特に用事もないし」


「やった!もうすぐ始まるから早く行こ!!」


香奈に引っ張られてあたしたちは体育館へ向かった。

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