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最初で最後の恋

第22章 現実と向き合う

ーSide by 澪ー

いつも通りの昼下がりの午後。

右から左に流れる先生の声。


寝るなと言われても、眠くなるに決まってる。


「澪!居眠りしないでよ、隣にいるあたしまで怒られるじゃない」


どんっと香奈に叩かれてむにゃっと目覚めるあたし。
だって…こんなに安心して眠れるの、久々なんだもん。




早苗ちゃんとのことがあってから、はや1週間が経とうとしていた。


蓮と出会ってから数カ月で、色々なことがありすぎて…正直、あたしの体はへろへろ。

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