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最初で最後の恋

第6章 初デート

遠くから走ってくる彼の姿。


「おまたせ」


「ううん、大丈夫」


歩き出そうと思ってたあたしだったけど、神田くんがじーっとこっちを見てるものだから、思わず立ち止まってしまった。


やっぱり変な格好だったかな??

いつもと違いすぎて変とか??


「ど、どうかした…??」


おそるおそる聞いてみると、神田くんは照れたように頭をぽりぽりと掻く。


「いや…いつもとなんか違って綺麗っていうか上品っていうか……

うん、似合ってるよ」


よ、よかったぁ……

頑張ってオシャレして良かった。

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