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最初で最後の恋

第9章 突きつけられた現実

ーside by 澪ー

あっという間に放課後になり、あたしは香奈に話があると言われて学校の近くのカフェに入ることになった。


香奈の隣には透くんもいるけど、2人ともなんだか様子がおかしい。

なんていうか、暗い表情というか。


「どうかしたの、香奈?
2人とも深刻な顔しちゃって」


嫌な予感しかしなくて、あたしは無理に笑顔を作る。


「澪、落ち着いて聞いて欲しいの。



神田蓮のことだから」



やっぱり…


予想はしていたけど、本当にそう言われると怖くなってくる。

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