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最初で最後の恋

第9章 突きつけられた現実

真剣な2人の表情。

目の前にはこらえきれずに涙を流す香奈の姿。あたしの欲しかった幸せは、友達を傷つけてまで手に入れなければいけないの…?


そう思ったあたしの気持ちは、少しだけ冷静さを取り戻した。


「…うん、わかった」


席に座り直すあたし。

そして、透くんがゆっくりと話し始めた。





神田くんが他の女の子と寝ていたこと。

早苗という謎の女の子が現れたこと。

そして……




あたしのことは遊びだったということ。

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