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読んでる貴女がいろんなシチュで主人公になって読める短編集。

第7章 暗闇のサーカス

『クスクスッ』

『アハハッ』

『キャハハハハッ』

何…!?

「ようこそ皆さん。私(ワタクシ)、団長のシェールと申します。」

パチパチパチパチ

観客の拍手。

「それでは早速、ショーを始めましょうか!!!」

ボンッ!!

大きな破裂音とともに、団長のシェールという人は、消えていた。


まず、でてきたのは、長身の男性。

仮面をしていて、顔は見えない。

「それでは皆さん、今から、マジックをしましょう。」

いきなりマジックって…。

「お客様の手伝いが欲しい。どなたかおねがいできませんか?」

周りで何人か手を挙げた。

もちろん、私は挙げない。

「ではそこの紳士さん。」

真ん中の方の、男性に当たった。

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