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読んでる貴女がいろんなシチュで主人公になって読める短編集。

第7章 暗闇のサーカス

「では、今から私は、この箱に入ります。そしたら、紳士さん。この鎖でぐるぐるにしてください。」

「わかりました。」

「そしたら、ここにある剣で、箱を貫いてください。そこから私は、無事、脱出して見せましょう。」

脱出劇か…。

面白いといいな…。

箱に入った。

鎖でぐるぐるにした。

ドクンドクンドクンドクン…

剣を…箱に…

刺した。

次々と、剣を刺していく。

全て刺し終えると、鎖をほどき、箱を開ける。

「うわぁっ!!!」

紳士が叫んだ。

え…?何……?

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