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香織は、ジト～と見ながら。


「黎子は、暢くんをそう言う対象として見ないの？」


「そう言う…って？」


香織はむくれて、


「恋愛対象だよ！」


………何ですって？


「私が！？」


「だって一番気が合ってるし、暢くんの作るモノだって美味しいって言ってるじゃん！」


何だか必死ね…。


「誰かに何か言われたの？」


「キィッ～！そうじゃなくて！」


「暢くんは、好きな人がいるし、もっと彼に相応しい人がいるわよ。」