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遺伝子の欲望

第8章 単細胞生物

「まあ、世間的には、そうかもしれないわよね。」


「いやいやいや!そうでしょう!」


「あんたと小田切さんは、どうするの?」


香織は、赤くなり


「私だって知りたいわ!それより今は、黎子と暢くんでしょ!暢くんと付き合うの?」


………はい?


「香織…何の冗談かしら?暢くん、まだ25歳だし好きな人、居るのよ。」


「誰だか、聞いたの?」


「聞いてないわよ。プライベートな事、不躾じゃない。」


香織は、顔を歪め


「はぁぁ~。可哀想…。」


何よ!そのため息は!

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