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遺伝子の欲望

第9章 二重螺旋

暢くんはマンションまで送ってくれると


「じゃあ、帰ります。お休みなさい。」


と、そそくさと帰ろうとした。 


「暢くん!」


「は、はい!」


せっかくここまで、送ってもらった訳だしね…。


「良かったら、お茶でも一杯どうかしら?」


このまま帰すのも悪いし、遺伝子の本でも見てもらおうかしら。


「えっ!やっ…もう遅いですし…僕なんかが上がるのも、悪いですから。」


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