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遺伝子の欲望

第9章 二重螺旋

異様に、驚いてるわね。


「暢くんケガしてるわよ。」


「え…あぁ。松原さんの時計に引っ掛かったのかもしれません。大した事ないですよ。」


「暢くん!手当てするから、来て!」


「えっ!えぇっ!」


申し訳ないわ!


ケガまでさせてしまって!


もう、松原さん本当に腹立たしわ!


私の憤りとは、裏腹に暢くんはかなり戸惑っていた。


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