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遺伝子の欲望

第2章 遺伝子(いでんし)

「ちょっと失礼。」


松原さんが、お手洗い立った隙に暢くんに携帯の連絡先を伝えた。


「あっ!ありがとうございます。僕のを…。」


「バイト終わったらメールちょうだい。」


そう伝えると、


「はい…。」


はにかみ気味に返事をした。


どうやったら、ここまで初々しく育つのかしら?


松原さんに、暢くんの爪の垢飲ましてあげたいわね。


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