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遺伝子の欲望

第2章 遺伝子(いでんし)

ドーキンス氏の遺伝子学では、世界的に有名な著書を読んでいた。


「はい…。研究に繋がるかもしれないから、一応。」


「私も最近ね。この本、面白いわよね。」


「はい!遺伝子をまた別の角度から、見てみたくなりました。」


「ふふ…遺伝子学のロマンよね。研究は、楽しい?」


「はい!教授が細かい人ですが…あっ!」


別に、ここに教授がいる訳じゃないのに、しまったと言う顔をする。


本当に、純朴よね。 


これも遺伝子が成せる技かしら。


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