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遺伝子の欲望

第2章 遺伝子(いでんし)

一人で飲む時は、量は少なめにする。


「黎子さん、ハイネケンお待たせしました。」


二杯目のハイネケンを暢くんが、持って来た。 


「ありがとう。」


読んでいた本を一旦テーブルに置いて、冷えきったハイネケンを一口飲んだ。


私は、寒い日でもPiazzaに来たら、これを飲む。 


「あれ?黎子さんが読んでるのドーキンスの本ですか?」


「あら、流石ね。読んだの?」


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