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遺伝子の欲望

第5章 疑似科学(ぎじかがく)

私はニッコリ微笑みながら


「松原さん、ハッキリ言わせて頂きますが…。」


これから、もう二度と会うつもりないし、関わらないで!


と…言うはずだった。


それより先に、松原さんは私を抱き締めていた。


「黎子さん!!」


一気に、鳥肌が立つ。


ツーシーターだから車内は狭く逃げるスペースもない。


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