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遺伝子の欲望

第6章 ウイルス

「黎子さ~ん!こんなところでお会いするなんて、奇遇です!」


一瞬にして、私の意識はプチホラーになった。


「松原さん…。」


暢くんが小さな声で呟く。


案の定、ズカズカと松原さんは近付いて来た。


「こないだは、一緒に海に行けて嬉しかったです!最後に遺伝子の話しをされてたから、勉強してみようかと思いまして!」


要らない努力は止めて頂戴!


私は、目眩を起こしそうだった。


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