あいあむペット
第5章 始めての仕事
少したつと鈴也さんが電話で席を外した。
すると、
『きみ…秘書の華菜ちゃん。夜の10時にここに来なさい。』
そう言って1枚の紙切れを渡された。
『え…?困ります。』
『へぇ〜。そんなこと言っていいのかな?きみんとこの会社、今度新しくオープンするお店の電気もうちがつけることになっているんだけどな〜。』
う…
今日鈴也さんをみていて、この人はものすごく仕事熱心な人だなと感じた。
いつも俺様な彼が契約をするためにお願いしているのだ。
『…はい。わかりました。』
別に、何かへんなことするわけじゃないんだし…会うだけだよね…平気平気…
電気会社の社長がニヤッと笑っていたことに私は気づかなかった。