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カレコイ

第9章 気になる存在



「おい。」




まるでスローモーションのように三人で振り向く。



「お前ら縛り付けたのは、部屋に大人しくいろって意味だぞ?まさか、縛り付け=自衛隊ごっこじゃねぇよな?」



「「......」」



ピキーンと固まった二人の間から石井くんと目が合う。




「......」





ど、どうしよう。





「あ、あの!石井くん?どうしたの?」



「あー、ごめんね。何でもないよ。


ただ、ちょっとすることができただけ。じゃあ、俺、行くね?」





「待って!!」




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